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 ぶらり歩き   
 31. 伊豆半島を歩く (12)   平成24年6月15日
 資料館には巨大な金塊のほか、江戸時代に鋳造された小判、大判(写真44)がショーケースに陳列されているが、貨幣として金が流通していた時代の庶民を羨ましく感じる。とはいえ、江戸時代の庶民が小判を使うことはもちろん、目にすることもほとんどなかったというから、我々の方が見れるだけ幸せかもしれない。

 資料館を出てバス停に向かう道すがら、発生の切迫性が指摘されている東海地震の津波が来襲したときに巨大金塊はどうなるのか心配になってきた。想定どおりであれば、資料館は水没を免れない恐れがあり、金塊は津波にさらわれてしまうのではないか?
 バス停の前には世界一の花時計(写真45)が色とりどりの花々を咲かせて美しい。

 通学の小中学生等で満席となった路線バスを安良里(あらり)で下車して、Sさんが予約してくれた伊豆一にチェックインする。宿泊は我々3名のみで、まずは風呂で汗を流し、浴衣に着替えてさわら丸ごと一匹の刺身などの料理を肴にKさんと小生は日本酒を堪能する。しかし、空は厚い雲に覆われ、楽しみにしていた安良里からの駿河湾に沈む太陽を見ることができなかったのは残念である。 
    
 

写真44 小判、大判

写真45

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